トレードと体調の関係性って?
「礼法のもっとも有名な流派の優れた祖述家である小笠原清務(おがさわら せいむ)は次のように述べている。
「あらゆる礼法の目的は精神を陶治することである。心静かに座っているときは凶暴な暴漢とても手出しをするのを控える、というが、そこまで心を錬磨することである。」
それは言い換えれば、正しい作法に基づいた日々の絶えざる鍛錬によって、身体のあらゆる部分と機能に申し分のない秩序を授け、かつ身体を環境に調和させて精神の統御が身体中にいきわたるようにすることを意味する。」(武士道/新渡戸稲造)
トレードはあらゆる局面でメンタルや体調をコントロールすることを要求する。
トレードのだいたいにおいては「待つこと」が仕事となる。
この待つっていうのは精神的に非常なストレスをもたらす。
精神的な耐性は身体的な体力を必要とする。両者のバランスの均衡が保たれていないといけない。
トレードでしんどいなぁ、と思うのは偏にこの「待つこと」による。
だから身体が疲れているというだけで「待つこと」に堪えられない。というのは自分だけではないでしょう。
「正しい作法」というのは自然の中で生きる私たちにとっては自然の摂理に則っている。ということだと思うんです。
その上でトレードする環境に自分の身体をなじませて、どんな時にもメンタルをコントロールできるように鍛錬しゆくことが結果、利益を出すことに繋がっていくのかもしれません。
別な角度から。
人間は交感神経と副交感神経というのが並んで体の芯の部分にズドーンと通っています。
交換死刑と、ちがった、交感神経と副交感神経の機能のバランスが取れていないと鬱になります。
交感神経は運動することによって活性化します。
副交感神経はしっかり睡眠をとることによって機能します。
これらをひとくくりに自立神経と言います。
自律神経は一言でいうと、内臓、血管などの働きをコントロールし、体内の環境を整える神経です。
自律神経は、すべての内臓、全身の血管や分泌腺を支配しています。
知覚・運動神経と違って、私たちの意思とは関係なく独立して働いているので、内臓や血管を私たちの意思で自由に動かす事は出来ません。
反対に、意識しなくても呼吸をしたり、食べたものを消化するため胃を動かしたり、体温を維持するため汗をかいたりするのは、自律神経があるからです。
つまり、この自立神経の機能がおかしくなってくると、たいてい鬱になってしまいます。
それが昔の自分は知らなかったよね。
トレードをしていると頭だけ働かせて体を動かさないもんだから、普通は自立神経がおかしくなってくるわけです。
症状としてまずは、目が血走ってきますよ。
そうなってきたら、気をつけましょう。
身体は大事。
体調(自立神経)が悪いとトレードでは、たいてい判断を見誤って失敗しますよ!